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​映像に関するアレコレを、REIZ 独自の視点でアレコレ書いていきます

「ランボー」のすすめ

更新日:2018年8月16日

今日はですね、物事の取り組み方についてです。

「ランボー」と書いたのは、 スタローンのランボーではなくて、

「乱暴」の方の意味です。 でも、ここでは「暴力」という意味ではなく、

なんでも「ラフ」にやってみよう、というすすめです。


逆の言い方をすると、 完璧主義だと聞こえはいいですが、

そのままだと最後の完成まで辿り着かないことが多いわけです。

なので、気楽にかつ適当(適度にやる)にやっていきましょうよ、

というすすめです。 以前、シナリオの取り組み方でこんな話を聞いたことがあります。 「Aさんは、原稿用紙の使い方とか、段落の分け方とか、すごくきっちり書いてくる。

一方のBさんは、そういったものはダメだけれども、とにかく書いてくる。

この両者の場合、どちらの方が伸びる可能性があるか」というものです。

で、その方がおっしゃるには、Bさんの方が、

伸びる可能性が断然高いそうです。磨かれてない原石なのでしょうか。


書式や体裁など関係なしに書き上げてくる。

だから、見た目は不揃いで読みずらいのですが、

原稿用紙の中の登場人物からパワーを感じられる。

さらに、私もその方から言われ、常に念頭においていることは、

「原稿用紙を破ったら、そこから血がでてくるのか」 というものです。

そのくらい二次元の登場人物は、紙の中で生きているか、

そのくらい生き生きと描かれているか、ということです。

そこには書式とか段落とかは、あまり関係がありません。



これは機材についても同じことが言えると思います。

特にカメラや編集ソフトなどは、毎年ものすごく進歩しています。

映像が肉眼で見た時よりもきれいで、 その鮮やかさに驚かされます。

しかしながら、その鮮明な映像に匹敵する素敵なドラマが沢山あるかというと、

かなり疑問が残ります。 映像だけはきれいなのに、 話に中身がない、

と言われては 文字通りの本末転倒になってしまいます。 音でもそうですね。 ある方は、デジタルで制御された曲に対して、

「私は音を聞きたいんじゃない。音楽を聴きたいんだ」と。

少し話はずれますが、 私はどういうわけか1930年代のクラシック・ブルーズを聞くのが好きなんです。

録音は悪いし、音はかすれているしと、 音的にはいいところはないんですが、

なぜか当時のブルーズには、 魂に心地よく飛び込んできたり、

時には激しく突き刺さるような音楽が多い感じがするのです。 人はなにかと体裁や準備が整ってないと、

失敗を恐れてなかなか行動できず、

そのうちにやらずに終わってしまうことが多いのですが、

そこは「ランボー」にでもなったのごとく、


とりあえずやってみる。

するとそこから何か違ったものが見えてくる。 テクノロジーが発達した今だからこそ、

人間が放つ「気」や「波動」で 再び周りを社会を元気付けたいんですけどねえ、、、。

これって「昭和」ですかね。

Have a wonderful day!


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