こんにちは。【F40】プロデューサーの岩淵です。
今日の内容は、映画製作の過程で、
最も重要ともいえるデペロップメントについて
書いていきたいと思います。
デペロップメントとは簡単に言うと、
「アイディアからシナリオまでの行程」
のことを言います。
なぜこの行程が大切かというと、
この段階で全体の流れが決まってしまうからです。
例えば、
どんなジャンルにするのか?
テーマは?
ログラインは?
あらすじは?
どんな登場人物なのか?
などが上げられます。
そして、中でも最も重要なのが、ログラインです。
では、そのログラインとはなにか?それは、
3行で言えるあらすじ、
もしくは、30字以内でまとめられるもの、です。
これを作りあげることは、
全ての出発点になるので、大変重要になっていきます。
ちなみにログとは、木の幹のことで、
その幹から、他の製作の行程(枝や葉)に分かれると
考えたらわかりやすいでしょうか。

では実際に、そのログラインには何が書かれているかというと、
キャラクター
障害物
ゴール
の3つから成り立っています。
例えば、映画「ロッキー」だったら、
老いぼれたボクサーが再起を目指して世界チャンピオンと闘う話。
老いぼれたボクサー(キャラクター)が、
再起を目指して(ゴール)
世界チャンピオンと闘う(障害物)
となります。
書き方のコツとして、
ゴールは高く(難しく)、
障害物は大きい(難しい)
方が、ドラマとしては面白くなります。
単純に、弱い対戦相手だったら、
見る方もあまり興奮しないですどね。
また、ログラインの最後を、
「~の話」とまとめると、作りやすいです。
ちなみに、Hollywood のプロデューサーは
まずこのログラインしか読みません。
そしてこのログラインの出来ぐわいで
企画をやるかやらないかを決めていきます。
それほど重要なものです。
映画やTVドラマを見たら、
それがどんなログラインになるのか書きだしてみるのも、
いい練習になるかもしれませんね。
Have a wonderful day!