​映像に関するアレコレを、REIZ 独自の視点でアレコレ書いていきます

低予算は素晴らしい枷になる!

今日はですね、アイディアの着想についてです。

小説のように空想でもなんでもありの世界だと、

ある意味、書くのは楽だと言えます。

というのは、制限がないため何でもできるわけです。

ただ、私たちが目指しているのは、

実際の映像作品をつくる、です。

それには当然、予算や撮影条件がでてくるわけです。 ですので、この条件(低予算、撮影可能な場所) を

前提にして作品をつくらなければなりません。

この点が、アイディアを練るうえで重要なポイントです。 まあ、普通に考えると、あまり良いようには聞こえませんね。

しかし、 この厳しい条件が、いい「枷」となり、

大きい予算に負けない素晴らしい作品を生み出すことになるのです。


例えば「ブレアリッチ・プロジェクト」。

ビデオカメラ片手にお化けを探しに行く、という単純な内容ですが、

このドキュメンタリータッチの低予算映画は全世界で大ヒットし、

予算と興行収入の差で最も儲けた映画の一つに数えられています。


とにかく、低予算で出来ることの究極のような映画です。

なおかつ緊張感があって引き付けられる。

なかには、カメラがブレ過ぎて気持ちが悪くなった人もいるようですが、

企画の発想としてはとても面白い作品になっています。


また「12人に怒れる男たち」では、たった一つの部屋で撮影。

12の陪審員の意見を移り変わりを描いた内容で、

当時のアカデミー賞を受賞しました。

密室劇とは、昔からよく使われる手法の一つです。

私はこの「枷」が非常に好きです。

それはドラマが生まれやすいからです。


逃げられない空間に、人が出たり入ったりするだけで、

その都度の人間同士の関わり合いが変わっていきます。 また撮影方法として、 一つの家の間取りや部屋の壁を、

それぞれ違う場所に見立て 違う場所の設定に見せることもできます。

このやり方は、予算や移動時間を大幅に割くことができます。 低予算は私たちに「枷」をもたらし、

それはアイディアを絞り出すための「万力」のような役割をしてくれるわけです。


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